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画像データの基本(解像度とは)

目次

解像度のしくみ

密度を表す解像度と画像の大きさをピクセル(画素)数で表す解像度

私たちは日頃「DTP/Web」制作をしている時に、異なる場面で違った意味として「解像度」と言う言葉を使っています。プリントや印刷そしてモニタ表示で使うdpi、ppiのように密度を表す解像度(1)。それとは別に像の大きさを単にピクセル(画素)数で表す解像度(2)があります。

(1)密度を表す解像度:dpi (1インチ当たりのドット数)、ppi(1インチ当たりのピクセル数)
(2)ピクセル数で表す解像度:画像データのヨコとタテのピクセル数、モニタのピクセル数(ちなみに、テレビやモニタの大きさを表すインチ数は、画面の対角線のサイズで表します。)
※1インチ=2.54cm

解像度とピクセル(ドット)の関係

ピクセルの意味

画像データ(ラスタ形式)の最小単位のことを画素と呼びます。一つ一つの点(ドット)で構成されており、これに色の情報を加えたものがピクセルです。これはあくまで「点」と言う概念で、実世界の長さなどに置き換えることはできません。

画像データ(ラスタ形式)は、ピクセル毎に色・濃度情報を持ちます。

色数は、1pixelにbit(メモリーの最小単位)数を対応させたビットマップに左右されます。
RGBの3成分のbit数で色数が決定されます。

デジタル画像の3つの解像度

画像の解像度

ペイント系画像のサイズは、画像を構成する点の数で大きさを縦×横の値で表したものです。 単位に「ピクセル」を使い、縦横のピクセル数が多いほど大きい画像ということになります。aiファイルなどのドロー系データは解像度の概念はなく、使用時に必要な画像の大きさに自由に置き換えることができます。

ペイント系(ラスタ形式)とドロー系(ベクタ形式)の違いは?

ペイント系(ラスタ形式)
ペイント系(ラスタ形式)
ドロー系(ベクタ形式)
ドロー系(ベクタ形式)

ラスタ形式の画像はピクセル毎に色・濃度情報を持ちます。これに対してドロー系画像は、定規やコンパスで図を描くイメージです。これはプリンタ言語で出力時に、各ディバイスへの最適化が行われます。ペイント系はグラデーションの多い画像や写真などに適し、ドロー系はロゴや文字、イラスト、図表、また大型印刷などに利用しています。

プリントの解像度

プリントの解像度とは、1インチあたりのドット数(dots)を「dpi」という単位で表したもので、解像度が高いほど、詳細で美しい画質でプリント表現できます。

モニタの解像度

モニタの解像度は、1インチあたりのピクセル数(pixel)を「ppi」という単位で表し、これによってモニタ上で表示される画像の大きさが変わります。

印刷物ではdpiとタテ・ヨコの寸法(mmなど)、PC・スマホのモニタではタテ・ヨコのピクセル数で、画像データのサイズを指定する。
カラー印刷の場合は300DPI~350DPIで設定
白黒印刷の場合は600dpi~1200dpiで設定
身近にあるインクジェット方式のプリンタでの出力の場合は、150DPIで設定
Webや動画で利用する場合は、レイアウトに合ったヨコ・タテのピクセル情報で設定

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